最後のリポーターを務める神代結菜です
皆さん、初めまして~。11回目の器楽部ブログ。今回からは高等部3年、神代結菜がリポーターを務めます。
なんと、私のリポートで、器楽部のブログは最後になっちゃうみたいですよー。
どうやら私が最後のリポーターみたいで、そんな大切な役、私でいいのかなーなんて、少し思ってたんですが――。
部長の百花ちゃんが、私が最後にやるのが、きっといいだろうからって言ってくれたので。
私も、期待に応えられたらなって思います♪
さて、まずは私の自己紹介からでしょうか。改めまして、名前は神代結菜、学年は高校3年。
担当楽器はグロッケンシュピール。俗にいう鉄琴ですね。
ドイツ語で、グロッケンが鐘、シュピールが一式という意味で、直訳すると、鐘一式という、なんともそのままなネーミングが気に入っています♪
趣味は、お散歩……というかふらふら歩くことでしょうか。行ったことのない小道に入ってみたり、行き先の知らないバスに乗ってみたり特に目的もなくふらふらするのが好きですねー。
でもこれってすごく贅沢なことじゃないですか?
無駄な時間を無駄に過ごす、すごく無駄な贅沢。ふふ、だとしたら私、とても贅沢な毎日を過ごしてるんですね。
前回のブログの『つばさんぽ』も、これは私の出番ですねーってすごく張り切って色々準備してたんですが、残念ながら私には出番やって来ずで、ちょっと残念でした。
そうだ。これを読んでいる、新入部員候補の皆さん、もし入部していただけるなら、私しか知らないとっておきのお散歩スポット、教えてあげちゃいますよ?
ほかに趣味といえば、コーヒーでしょうか。
コーヒーを淹れるのも好きですし、コーヒーのおいしいお店を探して街をぶらぶらしたりも好きですねー。コーヒーの香りって、なんだか落ち着きませんか?
コーヒーの香りのある場所だけ、周りより時間がゆっくりになっていくような気がするんですよね。
いけないいけない。私のことばかりではなくて、器楽部のこともお話しないと、百花ちゃんに怒られてしまいますねー。
すでにこれまでのリポーターさんが、器楽部での活動について語ってくれたと思いますので、私は、部活が終わった後のお話をしましょうか。
部活が終わった後の様子って、部活をしてる時と同じくらい、その部活を知ることができるような気がするんです。
部活が終わった後は、大体みんなで音楽室を出ます。
今日はたくさん演奏したね、とか、あそこのフレーズ苦手だなーとか、そんな話をしながら、薄暗くなった廊下に出て、鍵を閉めて。
それから、また明日って言って、それぞれ気の合う人や、同じ方向の人と帰っていきます。
私はもちろん、百花ちゃんや3年生の皆さんや、他の人とも。私、大勢で帰るときは、少しだけ後ろを歩くことにしてるんです。
夕暮れの道、伸びる影、楽しそうな話し声。皆どこか満足そうで、夕方の空気がそれを、優しく包んでいるんです。
とても幸せで、けれど、もうすぐそれぞれ自分たちの家に帰らなくてはいけない、ほんの少しの名残惜しさや切なさがあって。
でもその切なさや名残惜しさが、私たちの間にある、絆のようなものを感じさせてくれるような気もします。
少し後ろから歩いていると、そういうものがとてもよく感じられるような気がするんです。
そう。帰り道に後ろから見る器楽部っていうのが、私にとっての器楽部、という感じがします。
この場所に私もいるんだなっていう、そんな幸せをめいっぱい感じたくなるっていうか……。
そして、あなたにとっても、大切な場所になればいいと思います。
色々語りすぎてしまったでしょうか。少し、恥ずかしいですね。
気を取り直して、次回は最後の座談会ですよ。ぜひ、お楽しみに!